人々を魅了するカワセミ
みなさまご存知、カワセミは羽色が鮮やかで、翡翠(ひすい)のような体色から飛ぶ宝石とも言われているとっても美しい鳥で野鳥界では人気ナンバーワンです。
何度あってもドキドキしてとても幸せな気持ちになりますね❤️
カワセミ♪昭和の歴史
昭和初期まで都市部にいたけど
昭和初期には東京都心にも普通に生息していたそうですが、高度経済成長期(昭和35年前後)になるとカワセミは姿を消しはじめました。
昔の水質の素晴らしさから「清流に住むカワセミ」と呼ばれているようです。
その後、水質汚染が進み、生活排水や工場排水が原因で日本の川は泥のように濁り、家庭から出る洗剤が流れ込み、川の水面には泡が浮いている状態でした。
荒川はコーヒー牛乳
私は学生までは「荒川」の近くに住んでいた為、川の汚染した姿に強烈な印象があります。「荒川ってコーヒー牛乳の色だよね」とよく親にいっていました(笑)
水質汚染により山奥へ
高度経済成長期は、全国で工場の増設や重化学工業化が加速していた時代です。全国的に水質汚染で人々にも病気が発生(イタイイタイ病など)していたりした時代ですので、野鳥が住めるはずもありません。
戻ってきたカワセミを守ろう
「水質汚濁防止法」
昭和50年に「水質汚濁防止法」(全国の工場からの排水に基準を定め、有害な物質が公共水域に流出しないようにする決まり)と「公共下水道、下水処理施設」が整ってからは、日本の川の水質が改善されすこしずつ綺麗になりました。(とはいえ、まだまだ水質には課題があるそうです)
荒川が綺麗に・・・
通学で乗っている電車から荒川をみて「荒川がめっちゃ綺麗になってる!」と突然気づきました。もちろんその時は理由すら考えませんでした。
川が綺麗になれば、生態系が整い生き物が住み着きます。生き物(虫・魚….etc)がいればカワセミもそこで暮らせるようになりますね。
大好きな鳥たち・動物と子供たちのために・・・・
昔から自然が好きだったものの、野鳥を撮影するようになってこうして自然の大切さを切に感じるようになりました。
大好きな鳥たちや動物たちが「尊い命」だと感じれば当たり前のように抱く思いです。
高度経済成長や国の発展はとても便利で物質的に豊かになりましたが、それに伴い自然破壊が進み、日本各地で野生動植物の生息・生育地の減少、自然環境の悪化などが起こるようになってしまいました。そのスピートは悪化の一途をたどっています
この私もその社会の豊かさと便利の上で生活しています。
小さな一歩
カワセミを撮影して幸せな気持ちになったら、野鳥にあえて嬉しい気持ちになったら、同時に彼らの自然環境について思いを馳せ、そして考え、個人がほんの少しの行動をしていけたらいいなと思っています。
- 環境を汚染しない洗剤や化粧品を選ぶ
- 海や森の環境に配慮した製品を選んで買う
- ゴミを減らし、分別して、資源を有効に利用する
- 食べ物を捨てない
- 野山に餌になる生ゴミなどを捨てない
などなど・・・・・・・・・
ひとりひとりの小さな一歩が地球の大きな一歩につながりますように。
「カワセミ六兄弟物語」のはじまりです♪
ある都市公園の一角に住むカワセミファミリーの物語です。
巣立って3日
そんなカワセミの雛たちは6羽全員巣立つまで数日かかりました。巣立ってからは池の周りの木にしばらくいて、パパとママから餌をもらいます。
6兄弟は「てんでんバラバラ」にいたり、いっしょに行動したりしています。まだまだ巣立って間もないのでうまく飛ぶことも、水に飛び込むこともままなりません。
パパが3羽いる木に餌を持って飛んできました♪雛たちはみんなお腹すかせているようでチラ見しながら様子を伺っています。
と思ったら・・・・・・・
左にいた次男が横どりに・・・・・・(˶≻ө≺˶)
すばやい次男です。みんなアタフタしています(˶⁺ө⁺˶)
次男の頭の上でえさをキャッチ〜♪
そのあとは次男も三男もちゃんとご飯をもらえました♪
パパはひっきりなしに餌をとっては雛たちにあげるけど、たくさんの雛にあげるので休むひまがありません。
あっちでもこっちでも「パパちょうだい!」「パパちょうだい!」
みんなパパにおねだり❤️
そうなんです。ママはたまにしか登場しないんですෆ(˶≻▽≺˶)ෆ
その間も、ずっと餌をあげ続けているパパ・・・・
その後も雛たちはじっとパパがくるのを待っています。
パパを待ってもなかなか来ないので3羽で兄弟談義が始まりました。
そんな声が聞こえてきそうです。
しばらくするとあと二羽の雛たちが飛んできて、同じ木に兄弟5羽揃いました^^
あと一羽はどこかな?
その後もパパの給餌は続きます。
ずっと給餌を続けているパパの頭はボサボサです。
パパの給餌もたまにはお休みしたいね。
木陰で雛といっしょにお休みしています。パパの背中をみせてるのかな?
しばらくママの姿が見えなかったのですが、突如ママが登場❤️
姿がみえない残りの1羽の雛の面倒をみていたのかもしれませんね♪
しばらく池のまわりにいて給餌もたまにしていたよ。
カワセミは光の加減によって、緑にみえたり、ブルーにみえたり。それがとても顕著です。この写真は光が夕日に近かったからかな?
カワセミのママ、しばらく池の周りにいたと思ったら、長男くんとお話しが始まりましたෆ(˶≻▽≺˶)ෆ
そういって、長男は飛び込みました“꒰꒰(•・ᠪ・•)꒱꒱”
えさは取れないし、フラフラしているけれど、とってもかっこよくてカワセミくんらしい姿をみることができました❤️
きっと数日後には餌をとれるようになっているね♪
巣立って一週間もするとこの場所から「出て行きなさい!」とパパとママから自立を促されます。カワセミは子供でも親の住む場所から追い出されてしまうのです。
人間からみると厳しそうに見えますがきっと大丈夫♪
ここからいなくなっても、成鳥になるまで元気に育ってほしいと願わずにはいられません。
そんな君たちが住める川や海がもっともっと増えたらいいね“꒰꒰(⁎・⌔・⁎)꒱꒱”
The End
大きさ:17cm前後(スズメより少し大きい)
・特徴:ブルーの背中とオレンジ色の体。体より嘴が大きく目立つ(メスは下嘴が赤い)
羽は陽のあたり方でブルーにみえたり、グリーンにみえたりする。
・雛:嘴が短く体は成鳥に比べ暗っぽい色。
・生息地:河川・湖沼・海岸
・鳴き声:(▶︎をクリックしてね)
カワセミを撮ったカメラとレンズ
カメラ:NIKON D850
レンズ:Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
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自然は強くもあり、儚くもありますね(*´ω`*)
自然と同じ気持ちを持って、共に寄り添いゆっくりと歩んでいきたいものです
あきぽんぽん、こんにちは😃
自然は私たち人間とおなじですね( ´ ▽ ` )
わたしもいつも寄り添い歩いていきたいです(*^_^*)
ここに来ると落ち込んでいても笑顔になります(*´ω`*)
カワセミ家族のおかげで元気になれました♪
ありがとうございます
そのように言って頂くのが一番嬉しいです(*^_^*)
カワセミ家族もあきぽんもがんばってるからわたしもがんばります。