スズメ

ヒナを拾ってしまったお話

この注意喚起のポスターを見るといつも思い出す苦い出来事があります。

ヒナとの出会い

ちょうど5年前の蒸し暑かった6月のことです。

私はいつものように職場の外にあるベンチでお昼ご飯を食べていました。

すると、草の中から聞いたことのない声が…….。

虫ではないのはわかるけれど、聞いたこともないその声の方向に目をやると小さな小さなスズメのヒナがいました。

「ジェジェ・・・・」と小さな声。何か悲しそうに私の方を見て鳴いています。

ちょうどこのくらいのヒナ

お昼の時間も終わりに近づき、仕事があるので席に戻ったのですが、気になってしかたなく、帰りに再度様子を見に行きました。

まだいます。また同じように鳴いて私を見ています。

このままほっておいたら、誰かに踏まれたり、食べられないで死んでしまうかもしれないと思い、咄嗟に助けたい気持ちが沸き起こりました。

私は急いで100均に行ってヒナが入るようなカゴを購入しました。家に持って帰って保護しようとしたのです。

電車で自宅へ

買ったカゴにそぉっといれてあげました。電車にはどうやって乗ろうか?家に帰ったらペットショップで餌を買ってこようと考えてました。

助けてあげようという気持ちでいっぱいでした。

KEIKO
KEIKO
もう大丈夫だよ。
ヒナちゃん
ヒナちゃん
ピーピーピー♪

駅まで歩いていると時々カバンの中からピーと声が聞こえてきます。電車の中で鳴いたらどうしようと思いながら駅のホームに着くとまた鳴き出します。

なぜだろうと不思議に思ったら駅の発車のメロディが鳥の鳴き声だったのです。ヒナちゃんはその声に反応して返事をするように鳴いていたのです。

きっとお母さんだと思ったんだよね。

まさかの・・

自宅に到着してから急いでペットショップへ行きました。

そして、店員さんに今日のことと餌が欲しい事を伝えました。

すると店員さんは

店員さん
店員さん
野鳥のヒナは落ちていても拾ってはいけないんですよ!親がすぐそばにいて見ていることもあるかもしれないし、訓練かもしれないんです。
KEIKO
KEIKO
え?そうだったんですか・・・・・・知らなかったです(ToT;)

聞いた途端、唖然としました。

店員さん
店員さん
今日はもう遅いししかたないので一晩だけ餌をあげて明日の朝早く元の場所に返してあげてください!
KEIKO
KEIKO
わかりました。ごめんなさい。

となぜか店員さんに謝って餌を購入して急いで家に帰宅しました。

ベランダで待っていたヒナちゃんは私が行くとまたピーピーないて口を大きくあけていました。きっとお腹がすいてるんだね。涙がでました。

店員さんに教えてもらったように餌をやわらかくして何度もあげました。

KEIKO
KEIKO
ごめんね。本当はうちに来ちゃいけなかったんだって。本当にごめんね。朝またあの場所に戻ろうね。

そう言ってヒナちゃんは一晩うちで過ごしました。

翌日の朝

朝起きて様子をみるとピーピーないてとても元気そうでした。その姿をみてまず安心しました。

そして、再度餌をあげてから電車に乗り昨日の場所へ。

ヒナちゃんと出会った場所に到着しました。

誰もいない時を見計らってカゴからそぉっとヒナちゃんを緑の中に置いてあげました。

本当にごめんね。

それしかいえませんでした。

動物たちの愛

ヒナちゃんを置いてそっとその場から離れて遠いところからしばらく様子をみていました。

道に出てきて誰に踏まれないかなとか余計な心配ばかりで・・・・

(今思えば余計な人間の思いあがりです。)

その直後、思いもしなかったことが起こりました。

桜の木の上から一羽のスズメが飛んできたのです。

それもヒナちゃんの真ん前に・・・・

おかあさん!!?

こんな風に・・・・

親鳥さんはすぐにヒナちゃんを「こっちだよ!」と促すように違う場所へ連れていきました。ヒナちゃんもすぐ親だとわかったようです。

驚きと大きな感動と反省で思わず涙が出てきてしまいました。

人間にはみえない動物の絆や愛があること、また、人間の勝手な思いや行動に猛省です。

思い出すたびに反省しかない出来事でした。

このポスターは野鳥の会で申請をすれば頂くことができます。

春から夏にかけては、野鳥たちの子育ての季節。巣立ったばかりのヒナたちは、しばらくの間、親鳥と行動しながら飛び方やエサのとり方を身につけていきます。
そんなとき、まだ上手に飛べないヒナが、地面に降りていることがあります。つい、手を差しのべたくなりますが、親鳥が近くにいることがあります。手を出さず、その場を離れてそっと見守ってください。それが野鳥たちへの「子育て応援」につながります。
しかし、誤って保護され、親鳥と引き離されてしまうヒナが後を絶ちません。そこで、当会では、20年以上に渡り、「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を継続し、ポスターの掲示協力など広くよびかけています。ぜひ皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。

POSTED COMMENT

  1. まねきニャンコ より:

    初めまして。

    ツイッターで見まして、お邪魔しました。

    雛が一羽でいたら心配で保護してしまいますよね。
    でも、親が来てくれて良かったですねぇ~

    私も家の近くで雛を拾って餌をあげていたことがあるのですが
    ある日、ガラス戸のところでスズメが、バタバタしていて
    雛も騒いでいたので、戸を開けたら一緒に飛んでいきました。
    良かった~。でした。

    • Wildbird_Keiko より:

      まねきニャンコさん初めまして♪ツイッターからどうもありがとうございます♪まねきニャンコさんも同じような経験があるのですね。お母さんが迎えにきたのでしょうか。すごいですね!やっぱりわかるんですね♪

  2. iyahaa より:

    keikoさん今晩は
    長野県のブログでヒナの事に書かれた記事がありましたのでURLを貼らせて頂きます。

    https://blog.nagano-ken.jp/suwa/other/10613.html

    • Wildbird_Keiko より:

      iyahaaさん、おはようございます。ヒナのお話、漫画付きで楽しいですね^^興味深くみさせていただきました♪どうもありがとうございます。

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