シメ

シメとなかよくなろう!太いくちばしの冬の野鳥

はじめに

こんにちは!今日は、冬になるとやってくる、ちょっとコワモテだけどかわいい鳥「シメ」についてお話しします。シメは、太くて力強いくちばしを持った、とてもたくましい鳥です。

シメの特ちょうは、何といってもそのくちばし!太くて短い、まるでペンチのようなくちばしで、とても堅い木の実も簡単にパリッと割ってしまいます。その力は、なんと30キログラム以上にもなると言われています。これは、私たちが両手で一生けん命押す力と同じくらいなのです。

💪 太いくちばしと短い尾が特ちょうのシメ

🐦 シメってどんな鳥?

シメの体長は、だいたい18.5センチメートルくらいです。これはスズメより少し大きいくらいの大きさですね。ずんぐりとした体つきで、首も太く、とてもがっしりした印象の鳥です。

🎨 羽の色と模様

  • 頭:茶色がかった褐色
  • 胸:淡い灰色
  • 喉から顔のまわり:黒い模様(まるで隈取りのような、ちょっとコワモテの顔つき)
  • 翼:黒っぽい色で、2本の白い線(翼帯)がある
  • 尾:短めで、先端が白い

でも、その見た目とは反対に、とてもやさしい鳴き声なのです。

✈️ 飛び方

飛ぶ姿は、波を描くような「波状飛行(はじょうひこう)」をします。飛んだときには、翼の白い線がよく目立ちます。

🔄 くちばしの色の変化

シメのくちばしは、季節によって色が変わります

  • 繁殖期(夏):灰色がかった青色
  • 冬:肉色やオレンジっぽい色

この変化も面白いですね。

🔍 オスとメスの違い

オスとメスは、ほとんど同じような見た目をしていますが、メスの方が少しだけ色が薄いことがあります。

🔨 太いくちばしで堅い種をパリッと割るシメ

🗾 シメはどこにすんでいるの?

シメは、「冬鳥(ふゆどり)」として日本にやってくる鳥です。北海道や本州の中部から北の山地で、少数が繁殖しますが、多くのシメは秋になると北の国から日本全国にわたってきて、冬を過ごします。春になると、また北へ帰っていきます。

🌍 世界での分布

シメは、もともとヨーロッパから東アジアまで、とても広い範囲にすんでいる鳥です。日本や中国、朝鮮半島、そしてヨーロッパにもいます。世界的に見ると、ユーラシア大陸の西の端と東の端に分布していて、少し不思議な広がり方をしている鳥なのです。

🇯🇵 日本での生息

日本では、10月の終わりごろから5月の初めごろまで見ることができます。

  • 平地から山地の林
  • 公園
  • 住宅地の庭

とくに、エノキやムクノキ、カエデなど、木の実がたくさん落ちている場所でよく見られます。

🐦 行動パターン

繁殖期以外は、1羽で行動することが多い鳥です。でも、エノキやムクノキの実が豊富にある場所では、何羽かが集まって一緒にえさを食べている姿を見ることがあります。春に北へ帰る前には、小さな群れを作ることもあります。

🍽️ シメは何をたべるの?

シメは、おもに植物の種子をたべます。太くて力強いくちばしで、とても堅い木の実や種子を割って、中身をたべることができます。この能力が、シメのいちばんのすごワザです。

🌰 好きな食べ物

  • エノキの種子
  • ムクノキの種子
  • カエデの種子
  • シデの種子

これらの種子は、とても堅い殻に包まれていますが、シメは簡単に割ってしまいます。くちばしで挟んだ種子に30キログラム以上の力を加えることができるので、ほかの鳥がたべられない堅い実も、シメにとってはごちそうなのです。

🌳 地面に落ちた種子を拾って食べるシメ

🍴 食べ方

シメは、地面に落ちている種子を拾って食べることが多いです。木の下で、枯れ葉の間を歩きながら種子をさがします。見つけた種子をくちばしで挟んで、パリッと割って中身を食べます。種の殻は、ぽとんと地面に落とします。

🐛 繁殖期の食べ物

繁殖期には、昆虫もたべます。とくに、ヒナに昆虫を与えることが多いようです。ヒナが育つには、たんぱく質が豊富な昆虫が必要なのです。

❄️ 冬の大切な食べ物

冬の間は、シメにとってエノキやムクノキの実がとても大切な食べ物です。これらの実が豊富にある場所には、たくさんのシメが集まってきます。

🥚 シメの子育てについて

シメの繁殖期は、5月から6月ごろです。日本では、北海道や本州の中部から北の山地で繁殖しますが、数は少なく、観察できることはあまり多くありません。

🏠 巣作り

繁殖期になると、オスとメスのつがいで巣作りをします。

  • 巣の場所:木の枝の上
  • 巣の材料:枯れ草、植物の根、細い枝
  • 巣の形:浅いお椀型
  • 巣の大きさ:直径15センチメートルくらい

🐣 巣でヒナを育てるシメの親鳥

🥚 産卵

メスは、巣の中に3~5個の卵を産みます。卵は、青みがかった白色で、褐色の斑点があります。

🌡️ 抱卵

卵を温めるのは、おもにメスの役目です。温める期間は、だいたい11~13日くらいです。オスは、メスが卵を温めている間、近くで見守ったり、えさを運んできたりします。

🐤 育雛

卵がかえると、オスもメスも一緒にヒナにえさを運びます。ヒナは、12~13日くらいで巣立ちます。シメのヒナの成長は、とても速いのです。

巣立った後も、しばらくは親鳥がヒナの面倒を見ます。えさのとり方などを教えて、ヒナが一人立ちできるように育てます。

🎵 シメの鳴き声と行動

🔊 地鳴き

シメの鳴き声は、「ツィー」「ツツツ」「チチッ」といった、細くて短い声です。コワモテの見た目とは違って、意外と可愛らしい鳴き声なのです。

🎶 さえずり

春の繁殖期には、オスがさえずります。シメのさえずりは、「ツツツ、ツイチヒー」といった、やさしくてきれいな声です。地鳴きとの区別がつきにくいほど、ひかえめなさえずりですが、よく聞くととても美しい声なのです。

✈️ 波を描くように飛ぶシメ

📝 名前の由来

シメは、「シー」という声で鳴くことが多く、この鳴き声から「シメ」という名前がついたと言われています。また、別名を「蝋嘴鳥(ろうしちょう)」といいます。これは、くちばしの色がろうそくの「ろう」のような色をしているからです。

🌊 飛び方の特徴

シメの飛び方は、波を描くような飛び方です。何度か羽ばたいては羽を閉じて、また羽ばたいては閉じて、というふうに飛ぶので、飛ぶ姿が上下に波のように見えます。

🤔 性格と行動

シメは警戒心が強い鳥ですが、えさを食べることに夢中になっているときは、意外と近くで観察できることもあります。地面で種子をさがしているときの姿は、一生けん命でとてもかわいらしいです。

冬の間は、ほかのアトリ科の鳥たちと一緒に行動することもあります。カワラヒワやマヒワなどと一緒に、木の実を食べている姿を見かけることがあります。

👀 シメを観察してみよう

シメは、冬になると日本全国の公園や林で見ることができます。とくに、エノキやムクノキの木がある場所でよく見られます。

💡 観察のコツ

観察のコツは、まず木の実が落ちている地面を見ることです。シメは地面で種子を拾って食べることが多いので、木の下を歩いているシメを見つけられるかもしれません。

また、「ツィー」という鳴き声を手がかりにさがすのも良い方法です。この声が聞こえたら、近くにシメがいる可能性が高いです。

👨‍👩‍👧‍👦 冬の公園でシメを観察する親子

🌅 観察に適した時間

観察に適した時間は、朝の早い時間です。シメは朝にえさをさがすことが多いので、この時間帯に出かけると見つけやすいです。

🔍 観察のポイント

シメを観察するときは、以下のポイントに注目してみましょう:

  • 太いくちばしの形と色(季節によって色が変わります)
  • ずんぐりとした体つきと短い尾
  • コワモテの顔つき(黒い模様)
  • 地面で種子を割る様子
  • 飛ぶときの波状飛行
  • 白い翼帯(飛んだときによく見えます)

📸 写真撮影のコツ

写真をとりたい場合は、シメが地面でえさを食べているときが良い機会です。ただし、あまり近づきすぎると逃げてしまうので、少し離れた場所から静かに観察しましょう。

🌸 春の観察

冬の終わりごろ、春が近づくと、シメは群れを作って北へ帰る準備をします。この時期には、何羽かのシメが一緒にいる姿を見られることがあります。

✨ まとめ

シメは、太くて力強いくちばしを持った、冬の野鳥です。体長は18.5センチメートルくらいで、ずんぐりとした体つきが特ちょうです。コワモテの顔つきをしていますが、鳴き声はとても可愛らしい鳥です。

シメは、北海道や本州中部以北で少数が繁殖し、冬鳥として日本全国にわたってきます。エノキやムクノキ、カエデなどの堅い種子を、太いくちばしで割って食べます。そのくちばしの力は30キログラム以上にもなります。

春から夏にかけて、木の枝に巣を作り、3~5個の卵を産みます。ヒナは約12~13日で巣立ちます。「ツィー」という鳴き声や、やさしいさえずりが特ちょうです。

冬の公園や林で、地面を歩きながら種子をさがしているシメを見つけることができます。ぜひ、お父さんやお母さんと一緒に、シメをさがしに出かけてみてくださいね。太いくちばしで種を割る姿を見られたら、きっと感動しますよ。

📚 引用・参考文献

  1. サントリーの愛鳥活動「シメ|日本の鳥百科」
    https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1451.html
  2. Wikipedia「シメ」
    https://ja.wikipedia.org/wiki/シメ
  3. 野鳥図鑑「シメの生態図鑑」
    https://torizukan.com/2023/07/13/hawfinch/
  4. Canon Bird Branch Project「シメ:太いくちばし」
    https://global.canon/ja/environment/bird-branch/photo-gallery/shime/
  5. おさんぽ鳥見「シメ」
    https://tonton-animals.com/about-hawfinch/

 

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