小石川植物園で野鳥観察!
小石川植物園は日本でもっとも古い植物園です(世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つ)
ここに育つ広大な緑が都会では貴重な野鳥たちの貴重な生息地になっているようです。
小石川植物園:歴史が育んだ都会の森
東京の中心部に位置する小石川植物園は、日本で最も古く、その起源は1684年(貞享元年)の「小石川御薬園」に遡ります。340年近くにわたり、知の探求と自然保護のために維持されてきたこの広大な敷地(約16万平方メートル)は、都会に残された奇跡的な緑の聖域です。
鳥たちを呼ぶ「江戸の森」の魅力
園内には、池や湿地、起伏に富んだ地形が残されており、研究用として集められた約4,000種の植物が多様な植生(針葉樹、広葉樹など)を形成しています。
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水辺の鳥: 日本庭園の池では、カワセミ、サギたちが通年観察できます。
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カラ類の混群: シジュウカラ、ヤマガラ、エナガなどの混群は、園内の様々な樹種を移動しながら採餌します。
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冬鳥の隠れ家: 開発を免れた広範囲のヤブや茂みは、シロハラやアオジが安心して餌をついばむ、冬場の貴重な休息地となっています。
ヒタキ類の重要な中継地
ヒタキ類の観察機会が多いのもこの植物園の大きな特徴です。
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渡りのヒタキ: 春と秋の渡りの時期には、コサメビタキやエゾビタキといった夏鳥が、ここでエネルギー補給のために立ち寄ります。彼らは主に園内の高木の枝で待ち伏せし、飛び交う昆虫を捕らえる「ヒタキ飛び」を見せてくれます。
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冬のヒタキ: 冬の主役であるジョウビタキ(尉鶲)は園内の開けた場所や生垣で縄張りを作り、尾を振りながら「ヒッヒッ、カッカッ」と鳴く姿をよく見せてくれます。
さらに、探鳥家が憧れるルリビタキも越冬のため飛来します。園内の暗く茂った低木の中で姿を見せる「青い鳥」を探すのは、冬の植物園の大きな楽しみの一つです。

日本庭園もありとても癒される素敵な場所です(•͈◇•͈⑅)
アオジ(青鵐)
久しぶりにあえたあおちゃん♪
人がいても逃げず餌を啄んでいました。冬になるとよく見る光景ですね。

冬の定番をみれてしあわせです。
「アオ」の意味:古の日本人が見た「緑」
アオジの「アオ」は、現代の私たちがイメージする青色(ブルー)ではなく、緑色(グリーン)や、緑がかった灰色を指しています。
当時の色の認識: 古代から中世の日本では、緑色も青色もまとめて「アオ」と呼ぶことが一般的でした。
アオジの色: オスの頭部や胸部が暗いオリーブグリーンや緑灰色のコントラストを持つため、この「アオ」が名前の由来となりました。
「ジ(鵐)」の意味:ホオジロの仲間
アオジの「ジ」は、この鳥がホオジロ科(鵐)に属する仲間であることを示しています。
ホオジロ科の仲間: ホオジロ、カシラダカなど、この仲間には「ジ」という漢字(鵐)が用いられることが多く、アオジもその一種です。
モズ(百舌)
この日も高い木の上で機関銃みたいな声をだしてきづかせてくれたモズっちξ(。◕ˇ◊ˇ◕。)ξ
モズ(百舌)の名前の由来:「百の舌」を持つ鳥
モズの名前の由来は、漢字表記の「百舌」がすべてを物語っています。これは、モズの非常に器用な「鳴き声」の習性に由来しています。
複数の鳥の鳴き声を真似る「百舌」の能力
モズは、自分の地鳴きやさえずりだけでなく、他の様々な鳥の鳴き声を真似る「モノマネ」の能力に非常に優れています。
「百舌」の意味: 「百」は数が非常に多いことを示すため、「百の舌」とは、「非常に多くの種類の鳴き声を出す、または真似る能力を持つ鳥」という意味です。
モノマネの例: ウグイスの「ホーホケキョ」や、カエル、ときには昆虫の鳴き声までも真似ることが知られています。
鳴き声を真似る理由
モズが他の鳥の鳴き声を真似る理由には、主に縄張りの主張やメスへの求愛のためと考えられています。様々な声を使うことで、自分の縄張りが豊かで他の鳥を寄せ付けない強さがあることをアピールしているのです。
モズの別名と「モズ」という音の由来
モズは古くから人々に知られており、「モズ」という音自体にも由来があります。
「モズ」という音:鳴き声の擬音説
「モズ」という音は、モズの地鳴きやさえずりの一部である「モ」、「モズ」、「モウ」といった繰り返し鳴く声の擬音語からきているという説もあります。
モズの異名:「モズの早贄(はやにえ)」
モズの習性として非常に有名で、別名にもつながるのが「早贄(はやにえ)」です。
早贄とは: 捕まえた獲物(昆虫、カエル、トカゲ、時には小鳥など)を、木の枝や有刺鉄線に突き刺して保存する行動を指します。
「森のギャング」: この獰猛な狩りのイメージと早贄の習性から、モズは時に「森のギャング」や「小さな猛禽類」と呼ばれることがあります。
この早贄の習性もまた、モズが古くから人々の関心を集めてきた理由の一つです。
まとめ:声と生態に秘められた名前の魅力
モズは、その名前の通り、たくさんの鳴き声を持つ「百の舌」が由来でした。
次にモズの鳴き声を聞く機会があれば、それが本当にモズ自身の声なのか?それとも他の鳥のモノマネなのか、耳を澄まして聞き分けてみてください。名前の由来を知ることで、野鳥観察の楽しさはさらに深まります。
ヤマガラ(山雀)
紅葉の場所にヤマちゃんがいったりきたり・・・。
いつもの可愛い声「ニーニー♪」
かわいいね。
ヤマガラの名前の由来
ヤマガラは漢字で「山雀」と書きます。その名前の由来には主に2つの説があり、どちらも納得できる理由が込められています。
第一の説は、山に生息する小鳥であることから「山のカラ(小鳥)」という意味で名付けられたというものです。「カラ」とは雀(スズメ)そのものではなく、小鳥全般を指す古い言葉で、シジュウカラの仲間を「カラ類」と呼ぶのもこれに由来します。
第二の説は、ヤマガラの特徴的な体色から来ています。背と腹の美しいオレンジ色(山吹色)が目立つことから、「山吹色のカラ(小鳥)」が転じて「ヤマガラ」になったという説です。平安時代には「やまから」「やまからめ」と呼ばれていた記録も残っており、古くから日本人に親しまれてきた鳥であることがわかります。
ちなみに名前に「山」とついていますが、実際には山地だけでなく平地の公園や市街地の緑地でも観察できる身近な野鳥です。
カワセミ(翡翠)
最近は都内ではいつでも会える鳥となった大好きなカワセミです。
会うときはいつも必ず鳴いて登場してくれるね。自転車のブレーキの音に似ていて近くに自転車が通ったりするのでいつも勘違いしてしまいます(。・ө・。)


さむいので少しまるくなってます(。・ө・。)
水面がみどり。かわせみくんが青。
自然はうつくしいですね♪
背景が紅葉のところに止まってくれました♪
この時は飛び込みがほぼみれずどっかに行ってしまいました。


カワセミの名前の由来
カワセミは漢字で「翡翠」または「川蝉」と書きますが、それぞれ異なる由来があります。
「翡翠」の由来は、この鳥の美しい羽の色にあります。「翡」はオスの鮮やかな赤褐色を、「翠」はメスの美しい緑色を表す漢字で、合わせて「翡翠」となりました。興味深いことに、宝石のヒスイ(翡翠)も、カワセミの羽の色に似ていることから名付けられたもので、鳥の名前が先だったのです。
「カワセミ」という読みについては、川に住む鳥という意味の「川」に、古名の「ソニ」が転じて「セミ」となったという説が有力です。「川蝉」という漢字表記は、鳴き声や姿が昆虫のセミに似ているわけではなく、音からの当て字に過ぎません。
水辺に生息し、宝石のように美しい青緑色の羽を持つカワセミ。その名前には、古くから人々がこの鳥の美しさに魅了されてきた歴史が刻まれています。英名の「Kingfisher(魚を獲る王様)」も、その見事な狩りの技術を称えた名前です。
シロハラ(白腹)
今年初めてのシロハラくんです♪
すっごく警戒心が強くなかなか森の中に入って出没することはなかったのでそっと忍者みたいにしていたら「ひょっこり」出てきてくれました。
シロハラの名前の由来
シロハラは漢字で「白腹」と書きます。その名の通り、腹部が白っぽく見えることが名前の由来となっています。
ツグミの仲間
シロハラはツグミの仲間で、全身は灰褐色ですが、お腹の部分だけが白味を帯びています。同じ仲間のアカハラ(赤腹)と比較して腹部が白いことから、江戸時代には既に「シロハラ」と呼ばれていました。ただし興味深いことに、実際には「名前ほど白くない」と言われることもあり、淡い灰白色といった方が正確かもしれません。
地方によっては別名も多く、「ハラシロ」「シロツグ」「クハットリ」などとも呼ばれました。特に「クハットリ」という名前は、シロハラが「クワクワ」と地鳴きをすることに由来しています。また、落ち葉をガサガサとかき分けて餌を探す行動から「コノハガエシ(木の葉返し)」という呼び名もあります。
秋から春にかけて日本で見られる冬鳥で、公園や林の中で落ち葉を盛んにかき分ける姿が観察できます。
学名や英名も「淡い色のツグミ」という意味を持ち、その控えめな美しさが名前に表れています。
コサギ(小鷺)
暗い湿地帯のようなところに何時間もいたコサギくん。小さい魚がたくさんいました。
コサギの名前の由来
コサギは漢字で「小鷺」と書きます。その名前の由来はとてもシンプルで、サギの仲間の中で小型だからです。
日本でよく見られる白いサギ(シラサギ)には、ダイサギ(大鷺)、チュウサギ(中鷺)、コサギ(小鷺)の3種類がいます。文字通り大・中・小のサイズ分けで、コサギは全長約60cmと最も小さい種類です。ダイサギは約90cm、チュウサギは約70cmですから、並べて見るとサイズの違いがはっきりわかります。
では「サギ」という名前はどこから来たのでしょうか。諸説ありますが、羽が白く鮮やかという意味の「さやけき(清き)」が転じたという説が有力です。他にも、白露のような透明感のある白い羽から「鷺」と名付けられたという説、「サ(沢)」と「ギ(鳥を表す語尾)」の合成語で沢に住む鳥という説もあります。
コサギの特徴は、全身真っ白な羽と黒い脚、そして指だけが黄色い「黄色い靴下」です。英名は「Little Egret(小さな白鷺)」で、まさに名前通りの姿をしています。水辺で素早く魚を捕らえる姿は、小さいながらも狩りの名手です。
メジロ(目白)
ヤマガラ、シロハラ、メジロ、エナガ、シジュウカラたちはみんな同じ場所で撮影しました。とても賑やかでした( ˙Θ˙(˙Θ˙)˙Θ˙ )
木の実がもうなくなってしまったね。。メジロの名前の由来
メジロは漢字で「目白」と書きます。その名前の由来は目の周りに白い縁取り(アイリング)があることから来ています。英名も「White-eye(白い目)」で、日本語と同じ発想で名付けられているのが面白いですね。
メジロは全長約12cmとスズメよりも小さく、鮮やかな黄緑色の体が特徴です。目の周囲だけが白くくっきりと縁取られていて、まるでアイラインを引いたような愛らしい顔立ちをしています。漢字表記の「繍眼児(しゅうがんじ)」という別名もあり、これは中国語由来で「目の周囲に刺繍されたような羽毛がある小さなもの」という意味だそうです。
よく「梅にウグイス」と言われますが、実際に梅の花の蜜を吸いに来るのはメジロです。ツバキや桜などの花の蜜が大好きで、花粉を運ぶ役割も果たしています。ウグイスと混同されがちですが、黄緑色の体と白い目の縁取りで見分けることができます。
今放映している朝ドラの「ばけばけ」にもメジロが登場して同じ話をしていましたね♪
エナガ(柄長)
可愛い声でいつも鳴いてくれるのですぐにわかります♪でもだいたい高い木が多いね。
人がいないとすぐ目の前までやってきてくれます♪
野鳥観察はやはり静かに♪が鉄則かな?
エナガの名前の由来
エナガは漢字で「柄長」と書きます。その名前の由来は、極端に長い尾を柄杓(ひしゃく)の柄(え)に例えたことから来ています。
エナガの全長は約14cmですが、そのうち尾の長さが7~8cmと約半分を占めています。丸っこい小さな体に長い尾がついた姿が、まるで柄の長い柄杓(おたま)のように見えることから名付けられました。江戸時代には「柄長柄杓(えながひしゃく)」「柄柄杓(えびしゃく)」とも呼ばれ、江戸時代前期から「えなが」の名で親しまれていた記録が残っています。
エナガは白とピンク、黒の配色が美しく、まるで小さな和菓子のような愛らしい姿をしています。特に北海道に生息する亜種「シマエナガ」は顔が真っ白で「雪の妖精」とも呼ばれ、近年大人気です。群れで行動する習性があり、枝に団子のように並んで止まる姿は「エナガ団子」として多くの人を魅了しています。
体は小さくても尾が長いため、飛ぶときはまるで羽根つきの羽のようにふわふわと揺れる姿が特徴的。その独特のシルエットが「柄長」という名前にぴったりです。
ジョウビタキ(尉鶲)
今年はじょびこさんと過ごすことが多いです。おしりフリフリがやっぱり可愛い♪


ジョウビタキの名前の由来
ジョウビタキは漢字で「尉鶲」と書きます。この名前は「尉(ジョウ)」と「鶲(ヒタキ)」という2つの言葉の組み合わせから成り立っています。
「尉(ジョウ)」は、昔の高齢男性を呼ぶ言葉で「老翁(おきな)」や「銀髪」を意味します。オスのジョウビタキの頭頂部が銀白色であることから、能面の白髪の翁を連想して名付けられました。まるで白髪のおじいさんのような姿が由来です。
「鶲(ヒタキ)」は「火焚き」とも書き、その鳴き声が火打ち石を打ち合わせる「カッカッ」という音に似ていることから来ています。実際、ジョウビタキは「ヒッヒッ」「カッカッ」と澄んだ声で鳴きながら、尾を上下に振る仕草が特徴的です。
つまりジョウビタキとは、「銀髪の翁のような姿で、火打ち石のような声で鳴く鳥」という意味。1604年の「日葡辞書」に初めて登場する記録があり、江戸時代以前から日本人に親しまれてきた冬鳥です。オスは黒とオレンジのカラフルな姿、メスは地味な褐色ですが、どちらも人懐っこく民家の近くでよく見られます。
可愛い青い鳥に次回は会えたらうれしいな!
まとめ:小石川植物園での野鳥観察
今回の小石川植物園での野鳥観察では、アオジ、モズ、ヤマガラ、カワセミ、シロハラ、コサギ、メジロ、エナガ、ジョウビタキと多彩な冬鳥たちに出会うことができました。
観察できた野鳥(9種)
- アオジ(青鵐) – 黄緑色の冬鳥
- モズ(百舌) – モノマネ上手な森のギャング
- ヤマガラ(山雀) – オレンジ色が美しいカラ類
- カワセミ(翡翠) – 水辺の宝石
- シロハラ(白腹) – 今年初めて出会った冬鳥
- コサギ(小鷺) – 黄色い靴下が特徴の白鷺
- メジロ(目白) – 白い目の縁取りが可愛い
- エナガ(柄長) – 長い尾の愛らしい小鳥
- ジョウビタキ(尉鶲) – 尾を振る仕草が可愛い冬鳥
小石川植物園の魅力
- 歴史:1684年創設、日本最古の植物園
- 広さ:約16万平方メートルの広大な敷地
- 植物:約4,000種の多様な植生
- 環境:池、湿地、起伏に富んだ地形
- 野鳥:カラ類の混群、ヒタキ類の中継地、冬鳥の隠れ家
野鳥の名前の由来を学ぶ楽しさ
今回の記事では、各野鳥の名前の由来も詳しく解説しました。名前の由来を知ることで、野鳥観察がさらに楽しくなります。古くから日本人がどのようにこれらの鳥を見て、名前を付けてきたのか、その歴史や文化的背景を感じることができます。
次回の観察に向けて
次回はルリビタキに会えることを期待して、また小石川植物園を訪れたいと思います。あなたも近くの公園や植物園で、冬鳥たちに会いに行ってみませんか?

隊長こんにちは!
小石川植物園は都会のオアシスですね〜(´∀`=)
鳥たちもイキイキしてますね♪
すごく綺麗なカワセミ君です(*゚▽゚*)
あきぽん、こんばんは!コメントいつもありがとうございます!
クリスマスもすぎて今年も終わりに近づいてきましたね。。
小石川植物園は歴史もあり、とても素敵な場所です。まさに都会のオアシス!
機会があったらいってみてくださいねっ♪